また、肺や気道から出血した血液そのものが口からでてくることを喀血【かっけつ】といいます。 血痰は、かぜなどの急性の呼吸器感染症が原因のことが多いですが、肺がんや肺結核などの重大な病気が原因となることもあります。 血痰が出た場合は、専門医を受診することをお勧めします。
口から血を吐く なぜ?
吐血を引き起こす疾患の多くは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんです。 これらの疾患を早期に発見するためには、消化器の定期健診が重要になります。 また、食道静脈瘤(りゅう)や、非ステロイド性消炎鎮痛薬の服用、アルコールの飲みすぎ、過度のストレスなどによって起こる急性の胃粘膜病変でも吐血をすることがあります。
血痰 何か?
血痰とは、肺や気管支からの出血により血が混じり、赤や茶色のように見える痰のことです。 口や鼻からの出血が原因である場合は血痰ではありませんが、自分で見分けることが難しい場合もあるため注意が必要です。
血痰が出るのは何の病気?
このように、血痰は風邪や気管支炎などの呼吸器感染症が原因で出ることが多いのですが、肺がんや肺結核などの重大な病気が原因となることもあります。 風邪や気管支炎が原因の場合は、もとの病気が良くなれば血痰は出なくなりますが、血痰が続いていたり繰り返すようなら、呼吸器内科で原因を調べましょう。
唾に血が混じる 何科?
内科や呼吸器内科の受診をおすすめします。