口を開けて眠るとウイルスが侵入しやすくなるため、風邪などの病気の発症を招きます。 さらに乾燥した口の中は細菌が繁殖しやすく、虫歯や歯周病の悪化にもつながります。 また、寝ているときに口が開いてしまうと、いびきをかきやすくなるため、無呼吸症候群のリスクが高くなります。
口を開けて寝るとどうなる?
口をあけて寝ていると舌が後方に落ち込んで気道をふさぎ、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすおそれがあります。
なぜ口を開けて寝てしまうのか?
では、なぜ口呼吸になってしまうのでしょうか。 まず考えられるのが、風邪やアレルギーによる鼻炎など、何らかの原因で鼻づまりがある場合です。 子どもの場合は、アデノイド(咽頭扁桃)が肥大して鼻の通りを悪くしているケースもあります。 また、顔面の骨格の形状に問題があって空気が通りにくい場合もあります。
口呼吸 のどの痛み?
ところが口呼吸では、外気がそのまま取り込まれるため、口の中や気道が乾燥し、のどに炎症や痛みが起こったり、のどの両脇にある扁桃腺(口蓋扁桃)の腫れなどが起きやすくなります。 また異物やウイルスも直接侵入するため、インフルエンザなどの感染症にも罹りやすくなります。
口呼吸 続けるとどうなる?
口内には唾液が常に出ている状態が正常ですが、常に口呼吸をしていると、お口の中は乾燥し、唾液がうまくまわらなくなってしまいます。 この状態では虫歯や歯周病の原因菌も繁殖し放題になってしまいます。 また、お口の中が乾燥すると、歯に汚れがつきやすくなることにより、歯の黄ばみの原因となります。