流行の発端は猟犬を伴って岡山地方から来た猟師が宿泊した家の飼いイヌであったといわれている。 1906年には青森県下で狂犬病が流行し、狂犬病のイヌ157頭、狂犬病のウマ6頭、狂犬病死亡者11名の被害を出したが、流行の発端は日露戦争後に樺太から凱旋した軍人が連れ帰ったイヌであるといわれている。
恐水 なぜ?
狂犬病は「恐水病」などとも呼ばれますが、これは神経が過度に過敏になる結果、患者が水を飲もうとすると、水の刺激で反射的に強い痙攣が起こり、水が飲めなくなるため、患者が水を飲むことを恐れることによるものです。
狂犬病ってどうやって感染するの?
感染経路 主な病原体は狂犬病ウイルスで、ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からのウイルスが侵入することで感染します。
犬が狂犬病になるのはなぜ?
狂犬病は狂犬病ウイルス(リッサウイルス lyssavirus genus)に感染することで起こる病気です。 狂犬病ウイルスへの感染は、狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれたり、体に傷口があったときに、感染した動物の唾液と接触したりすることで起こります。
狂犬病 どこの国?
1.狂犬病の発生状況(1)狂犬病は日本,英国,オーストラリア, ニュージーランドなどの一部の国を除いて全世界に分布しており,ほとんどの国で感染する可能性があります。 (2)毎年,数万人が狂犬病により死亡しており、そのほとんどがアジアとアフリカで発生していますが、北米、欧州の一部地域でも感染のおそれがあります。