ミカンやリンゴなど果物の表面には果物自身の持っているワックス層があります。 この組織の存在により、果物からの水の蒸散を抑え、鮮度を維持するなど、ワックス層は果実にとって大切な生理的役割を果たしています。
りんごにワックスがついているのは何故?
なぜ、りんごの表面にろう物質の膜がつくられるのでしょうか? りんごの表面につくられるろう物質の膜には、水分の蒸発を抑えたり、病原菌の侵入を防いだりする重要な働きがあります。 この働きによって、果実の新鮮さを保っているのです。
オレンジワックスなぜ?
主にワックスが使われているのは、スーパーで売られているレモンやオレンジ。 ツヤツヤした表面の正体は防腐剤を含んだワックスだったりします。 とくに輸入の柑橘類にはほぼワックスが使われています。 ちなみに、りんごやぶどうのテカテカはブルームと呼ばれる果物が分泌する成分です。
ぶどう ベタベタ?
ブドウやスモモなどでも、表面が白っぽく粉がふいたようになっていたりします。 これらは農薬やワックスがつけられたようにみられがちですが、実は自然の防御作用によるロウ性物質。 果実が熟していくにつれ、鮮度を保つために、果実自身が作り出したものなんです。 表面のベタベタは、リノール酸やオレイン酸などが皮に染み出したものです。
ぶどう 洗い方 重曹?
ボウルにぶどうが浸かるくらいの充分な水をはり、重曹を溶かします。 ぶどうをボウルに入れ、45秒くらい優しく水の中で回します。 ザルに上げて水をよく切ってください。