老老介護・認認介護は何が問題なのか 高齢になるとともに体力が落ちていきます。 介助のひとつひとつに時間がかかってしまうため、介護される側も不安定な姿勢が続くなど負担に感じることがあります。 移乗時などに要介護者の体をうまく支えることができず、転倒など事故につながる危険性もあります。
なぜ老老介護が起こるのか?
老老介護が増加した原因は「健康寿命と平均寿命に差があること」「核家族化が進んだこと」の2点です。
介護 何が問題?
介護を取り巻くさまざまな問題とは 介護を必要とする高齢者の増加、介護職員の人手不足や待遇の改善、その解決のひとつとしての介護ロボットの導入、介護にかかる費用の見直し、施設不足による介護難民の発生、老老介護や認認介護、要介護者への虐待の増加などです。 介護業界全体の状況改善が、解決のために考えるべきことです。
認認介護 なぜ?
また、老々介護・認認介護が問題となる原因としては、介護保険制度が想定している介護者が、介護の実状と合っていないということも挙げられます。 想定されている、同居嫁など、同居して介護者となる家族というのは、若くて体力があって、家事も介護もできて、介護に専念できる時間もある、という介護者としてとても「強い」介護者です。
高齢者 介護 なぜ?
要介護者等について、介護が必要になった主な原因を調べてみると、「認知症」が18.7%と最も多く、次いで多いのが「脳血管疾患」、「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」、「関節疾患」です。 要介護となる原因の多くは、急に発症する病気や怪我が占めており、「ある日突然、介護が必要になる」人がたくさんいることがわかります。