雲の中の電界が変化して電荷が分離し、上方にプラス電荷、下方にマイナス電荷がたまった雲が、「雷雲」となります。 この雷雲のマイナス電荷から地表のプラス電荷に向けて放電される現象が「落雷」すなわち雷雲電荷と地表の電荷が中和する現象です。
雷 何が起こるか?
空気が電気の力に耐えきれなくなった時に放電し、雷が発生します。 プラス電荷とマイナス電荷が引き合い空気中で放電します。 この雲の中、または雷雲同士で発生するものが雲放電で、雲と大地の間に発生するものがいわゆる落雷です。
雷どんなさいがい?
雷の前兆 雷の前兆として、真っ黒な雲や冷たい風・突風・急な雨・霰(あられ)・雹(ひょう)などの発生があります。 これらの前兆は、いずれも発達した積乱雲によってもたらされます。 ただし、風や雨の変化よりも先に落雷が起こるケースもあるので雷鳴や雷光に気づいたら早めに避難することが大切です。
雷の起き方は?
まず落雷を起こす雷雲の構造は、雲の上の方にプラスの電気が、下の方にマイナスの電気がたまっています。 この雷雲のマイナスの電気に引き寄せられて、プラスの電気が地表にたまります。 すると、例えば木のような地表の突き出たところに電気が集中し、雷雲からその先端に向かって最初の放電が起こります。
雷に打たれたらどうなるの?
人体に落雷があるとどうなるでしょうか。 体の表面を電気が流れる場合は,衣類の破損・焦げや浅いやけどになります。 体の中を流れると,心臓や肺の運動を停止させますので,致命的です。 両方に流れると心臓や肺への影響が軽減されます。