雷の電流は非常に大きいため、雷放電路を流れる電流により、配電線や通信線近傍の電磁界が急変し電線や金属部分に抵抗性結合及び誘導結合(電磁的、静電的)による過電圧が発生します。 発生した過電圧が電源線や通信線を通って電気機器に侵入し、被害が生じます。
雷って落ちたらどうなるの?
落雷の中でも最も大きな被害を及ぼすのがこの直撃雷です。 雷が建物や工作物、人、木などに直接落ちることで、10〜100kAという電流が流れます。 また、建物に落雷した場合には、地面に向かって雷の電流が通り抜ける際に家電製品などに過大電力や電圧がかかってしまい被害を及ぼしてしまうこともあります。
落雷の後遺症は?
神経痛や知覚異常などの訴えが長引く例がありますが、多くの症状は、初期に重症感を呈していても治療によく反応し速やかに回復します。 後遺症や遷延死(症状が長引いた後に死亡すること)も稀に起こるため、いずれにおいても十分な経過観察が必要となります。 体内を電流が流れることを「体内電流」と言います。
雷に打たれたらどうするか?
雷に打たれたときの手当て どんなに軽傷に見えても、落雷にあった人に対する処置は感電のときと同じです。 すぐに救急車を呼び、次に意識、呼吸、脈拍をチェックしましょう。 そして、呼吸停止、心停止におちいっていれば、ただちに心肺蘇生法を開始します。
電柱に雷が落ちたらどうなる?
雷の影響 雷が電線などにおちて、電線・変圧器などの電気を送るための設備が損傷すると停電が発生します。 また、雷が電柱などに落ちた場合、電線などを伝って、家にも流れ込み、パソコンなどの電子機器が損傷することもあります。 このため、近くで雷が鳴り始めたら、電源プラグや通信ケーブルを抜いてください。