直撃 人体が落雷の主電流に直接打たれることを言います。 多くの場合は大電流が体内を流れるため、死亡する可能性は極めて高く、落雷の直撃を受けた場合の死亡率は約70~80%(雷撃後に、何も処置しなかった場合は約90%)であることが、統計結果や動物実験から推定されています。
雷に打たれたらどうなる?
直撃・側撃は高い死亡率 もっとも想像しやすい「直撃」は、雷の主電流と呼ばれるものに直接打たれることを指し、「直撃」した場合の死亡率は70~80%とも言われています。 雷撃を受けて亡くなる方のほとんどは即死となり、その大きな電流が体内を流れることによって心肺停止に至ります。
雷が落ちたらどうなるのか?
落雷の中でも最も大きな被害を及ぼすのがこの直撃雷です。 雷が建物や工作物、人、木などに直接落ちることで、10〜100kAという電流が流れます。 また、建物に落雷した場合には、地面に向かって雷の電流が通り抜ける際に家電製品などに過大電力や電圧がかかってしまい被害を及ぼしてしまうこともあります。
落雷の後遺症は?
神経痛や知覚異常などの訴えが長引く例がありますが、多くの症状は、初期に重症感を呈していても治療によく反応し速やかに回復します。 後遺症や遷延死(症状が長引いた後に死亡すること)も稀に起こるため、いずれにおいても十分な経過観察が必要となります。 体内を電流が流れることを「体内電流」と言います。
雷に何度も打たれた人?
ロイ・クリーヴランド・サリヴァン(Roy Cleveland Sullivan, 1912年2月7日 - 1983年9月28日)は、アメリカ合衆国バージニア州のシェナンドー国立公園の公園監視員。 7回別々の場所で雷に打たれながらも生き残った人物である。 存命中、"人間避雷針"という愛称をつけられた。