上まぶたの裏側にある涙腺から分泌されます。 また、目の表面の「ゴブレット細胞」から分泌される粘液のムチン(分泌型ムチン)は、涙が目の表面を均一に分布するのを助けています。
涙液の分泌 どこ?
涙を作っているのは、耳寄りの上まぶたの奥にある「 涙腺 るいせん 」というところです。 涙腺から分泌される涙には 結膜 けつまく (白目の部分)の表面から分泌されるムチンという粘液や、まぶたのマイボーム腺というところから分泌される油性の液体や 副涙腺 ふくるいせん から分泌される液体も含まれています。
涙液の構造は?
涙液は脂質層(油層),水層,ムチン層の三層から構成されており,最も外側にある脂質層は水分蒸発の防止や感染防御に重要です。 涙液に存在する脂質はマイバムと呼ばれる鎖のような分子で,主成分はコレステロールエステルとワックスエステルです。
鼻涙管 どこ?
鼻涙管【びるいかん】 内眼角(目がしら)の深部にあって,涙嚢から下方に進み上顎骨の中を通って鼻腔の下鼻道に開く管。 内面は鼻粘膜の続きでおおわれる。 涙器の一部で涙の正常な通路。
涙はどうやって作られる?
涙は何からできているのでしょう。 実は、涙のもとは血液。 涙は血液から赤い色(ヘモグロビン)などを抜いた血漿(けっしょう)といわれる透明な液体からできています。