ですから良性発作性頭位めまい症は、デスクワークや手術後など、長時間同じ姿勢を続けているときに起こりやすいのです。 また、閉経後の女性に多く見られることから、加齢に伴ってカルシウム代謝が変化することで、炭酸カルシウムである耳石が落ちやすくなるという説もあります※1、2。
良性発作性頭位めまい症 いつ出る?
良性発作性頭位めまい症は通常、正常であれば内耳の一部分(卵形嚢と球形嚢)に収まっているカルシウムの粒(耳石)が、そこから剥がれて内耳の別の部分(後半規管が最も一般的)に入ったときに生じます。
良性発作性頭位めまい症 どんな感じ?
良性発作性頭位めまい症の症状は、長くても数分間、一定の頭の位置をとったときにでる、動いているような感覚がする回転性のめまいです。 耳鳴り、耳が聞こえにくい、脳の神経の障害は起こりません。 くり返し同じ頭の位置を取ると、めまいは出にくくなります。 また、半規管の種類によって、めまいが出る頭の位置は異なります。
良性発作性頭位めまい症 どうすれば?
良性発作性頭位めまい症の治療 この病気の治療はめまい体操が有効です。 エプリー法やブラントダロフ法などのリハビリがあります。 リハビリによってめまいの原因となる三半規管内の耳石を外に出すことで約90%の患者さんで症状が無くなります。 一般的に行われるエプリー法(右耳が悪い場合)を説明します。
良性発作性頭位めまい症なんでなる?
良性発作性頭位めまい症の原因は、耳の奥にある内耳の三半規管(半規管)という場所に、耳石という小さなカルシウムの結晶が入り込むからだと考えられています。 普段重力を感知する前庭という器官に耳石はあるのですが、この耳石が何らかの理由で三半規管に入ってしまうことがあります。