良性発作性頭位めまい症は通常、正常であれば内耳の一部分(卵形嚢と球形嚢)に収まっているカルシウムの粒(耳石)が、そこから剥がれて内耳の別の部分(後半規管が最も一般的)に入ったときに生じます。
良性発作性頭位めまい症 いつまで続く?
良性発作性頭位めまい症は特別治療をしなくても数日から2週間程度で軽快することが多いですが、中には難治性で1ヶ月以上症状が続く場合もあります。 頭をわざとめまいのする方向へ動かすことがとても有効です。
良性発作性頭位めまい症 どうすれば?
良性発作性頭位めまい症の治療 この病気の治療はめまい体操が有効です。 エプリー法やブラントダロフ法などのリハビリがあります。 リハビリによってめまいの原因となる三半規管内の耳石を外に出すことで約90%の患者さんで症状が無くなります。 一般的に行われるエプリー法(右耳が悪い場合)を説明します。
良性発作性頭位めまい症 何時間?
1回の発作は通常1分以内の短時間でおさまるのですが、再び頭を動かすと目が回るということを繰り返します。 吐き気や嘔吐がある人もいますが、通常、耳鳴りや難聴はありません。 頭痛はありませんが、片頭痛持ちの人はそうでない人よりも良性発作性頭位めまい症を発症する頻度が多いことが分かっています。
良性発作性頭位めまい症なんでなる?
良性発作性頭位めまい症の原因は、耳の奥にある内耳の三半規管(半規管)という場所に、耳石という小さなカルシウムの結晶が入り込むからだと考えられています。 普段重力を感知する前庭という器官に耳石はあるのですが、この耳石が何らかの理由で三半規管に入ってしまうことがあります。