原因は、食物に含まれるタンパク質です。 卵アレルギーの場合、オボアルブミン、オボムコイドなどのタンパク質が原因物質(アレルゲン)になります。 それらが体内で異物と認識され、「IgE抗体」が作られると、それがアレルゲンと結合した際に、細胞からアレルギー症状を起こす化学物質が放出されるのです。
卵アレルギー なぜ起こる?
食物を摂取し腸管から成分が吸収される際に、体が特定のタンパク質を異物だと認識すると、血中のIgE抗体(免疫グロブリンE)と呼ばれるタンパク質が反応してアレルギー症状が出ます。 卵アレルギーの方は卵のタンパク質に反応するIgE抗体を、牛乳アレルギーであれば牛乳のタンパク質に反応するIgE抗体を持っています。
卵アレルギー どこから?
卵アレルギーのアレルゲンは卵白 卵は卵黄と卵白に分けられますが、アレルギーを起こしやすいのは卵白の方です。 子どもは消化器まだ十分に発達していないため、アレルゲンが腸粘膜を通過しやすく、アレルギー症状を引き起こします。 なお、加熱時間や加熱温度もアレルギー症状の発症リスクと関係しています。
卵アレルギー 何がダメ?
食べられないもの鶏卵鶏卵を含む加工食品(一例) ・マヨネーズ ・洋菓子の一部(クッキー、ケーキ、プリン、アイスクリームなど) ・練製品(かまぼこ、はんぺんなど) ・食肉加工食品の一部(ハムやウィンナー類は、つなぎとして卵白を使用している場合があります)
卵アレルギーはどんな症状?
卵アレルギーになると、次のような症状が出ます。 嘔吐・体の発疹など、体調に異常が出た場合は、すぐに病院を受診しましょう。 呼吸困難または呼吸困難に近い状態(ゼーゼーと息をしている・ぐったりして動けない)ときは、アナフィラキシーショックの状態です。 早急に救急車の手配をして、病院を受診してください。