2手術の時期について 月経終了から排卵までの避妊期間がお勧めです。 排卵後は子宮内膜が厚くなり、卵管の入口が見えにくい場合があります。 また、次の月経間際だと子宮内膜が出血しやすい場合があるため、排卵前をお勧めします。
卵管鏡下卵管形成術の術後出血は?
術後の合併症について 出血(ある程度の出血はどの手術にも起こりえますが、大量出血の場合は救急搬送や輸血の可能性があります。) 術後感染(感染予防に抗生剤の点滴と内服を行いますが、それでも入院を必要とするような感染が起きてしまう場合があります。) 卵管穿孔(穿孔の程度により開腹手術が必要となることがありますが稀です。)
卵管鏡下卵管形成術の適応は?
2.手術の適応 子宮卵管造影検査や子宮鏡下卵管通水検査で、片側あるいは両側の卵管閉塞、または高度の狭窄所見が近位に確認された場合が適応になります。
卵管形成術の妊娠率は?
卵管鏡手術のメリット 卵管閉塞と診断をされた場合、体外受精が選択される傾向にありますが、FTによる卵管開通率は90%以上、妊娠率は約30%と報告されており、自然妊娠を希望される多くの患者さんが適応となります。
卵管鏡下卵管形成術のデメリットは?
FT手術のデメリット 術後1か月から3か月以内に再狭窄・再閉塞する可能性(約10%)がある。 卵管采や卵管周囲癒着に対しては、適応外となります。 術後約6か月でのタイミング・もしくは人工授精で妊娠されない場合は、体外受精等のstep upをお勧めします。