腎臓病食は「低たんぱく・低塩分」が基本とされていますので、卵やハムは「食べられない」「食べてはいけない」食品と思われがちですが、腎臓病食を必要とされる方でも、量をコントロールしながら良質なたんぱく質を摂ることは大切です。 その点で、卵は理想的な食材といえます。
腎臓 何を食べれば?
そこで毒素の大もととなるたんぱく質を減らすと、腎臓の仕事量が軽くなり、腎機能の低下を遅らせることができるのです。 制限された枠内で、可能な限り良質なたんぱく質を摂ることが大切です。 たんぱく質は卵、肉、魚、乳製品、豆類だけでなく、穀類や野菜、果物など砂糖類や油脂類以外はほとんどの食品に含まれています。
牛乳は腎臓に悪いですか?
さまざまな栄養素をバランスよく含む牛乳は、栄養学的に優れた食品といわれています。 しかし、透析患者さんや腎機能が低下した患者さんでは注意が必要です。 その理由は、牛乳に含まれるリンです。 牛乳は飲み物の中でもリンの量が多く、しかも、たんぱく質量の割にリンが多いという特徴があります。
腎臓病で食べてはいけないものは何ですか?
腎臓病での食事で一番のポイントは塩分とたんぱく質の摂取量です。 塩分は控えることがとても大切となります。 6g未満/日が推奨されている塩分の量です。 目的の部分でも書きましたが腎機能が低下すると体に沢山の水分が溜まりやすい状態となりますが、塩分の摂り過ぎは更に体内に水をためてしまう原因になります。
腎臓病食の制限は?
慢性腎臓病と診断された方は1日6g未満になるように制限します。 今まで塩分を制限していなかった人はいきなり制限を始めずに徐々に塩分を減らし、減塩食の味に慣れていきましょう。 また、味を薄くすることも大切ですが、干物やハムなどの加工品、ちくわなどの練り物にも塩分が多く含まれているので注意しましょう。