蹄は十分な栄養がなければ、頑丈な角質組織として発達できない。 さらに、家畜動物は穀類やムラサキウマゴヤシ、牧草といったタンパク質に富んだ濃縮飼料を与えられることもあり、これに起因して蹄葉炎(ていようえん)を引き起こすといわれている。
蹄鉄しないとどうなる?
馬の蹄を護る蹄鉄がないと、蹄は削れていきます。 競馬のような激しい運動をすると毛羽立つようにもなるようです。
馬蹄 どうなってる?
馬の蹄は前方より蹄尖(ていせん)、蹄側(ていそく)、蹄踵(ていしょう)に分けられます。 このうち蹄尖と蹄側は蹄壁(ていへき)が厚く、蹄の内部も蹄骨が葉状層によって蹄壁と強く結合しているため硬い構造になっています。 対して、蹄踵は蹄壁が薄く内部は蹄軟骨や跖枕(せきちん)といった軟らかい組織からできています。
蹄鉄はなぜ必要か?
自然界にいる馬は蹄鉄を必要としない。 しかし、人為的な飼育管理下にある競走馬については、正しい歩様をさせるため、また少しでも走らせるために蹄鉄が必要となってくる。 即ち蹄鉄の目的は肢蹄の保護、蹄壁の摩耗防止、更により良い運動性を与えることにある。
馬 蹄 剥がれるなぜ?
原因 主な原因として、下痢や感染症などの全身疾患、穀類の過剰摂取による腸内細菌叢の変化による内毒素の発生、早産や流産直後、過労などが挙げられる。 競走馬では、前肢の一側に発症することが多く、その対側肢には骨折・屈腱断裂・関節炎などの既往を持つものが多かった(負重性蹄葉炎)。