アレルギー反応 ごくまれに麻酔薬や点滴などに対するアレルギー体質の方がいらっしゃいます。 このような体質では、蕁麻疹や喘息様の症状が起こることがあります。
麻酔アレルギーの症状は?
症状としては次のようなものがあります。皮膚症状(赤くなったり、発疹が出たりします)血圧低下脈拍の触知不能呼吸困難顔面浮腫
麻酔アレルギーの確率は?
局所麻酔のアレルギーがあると訴える患者は少な くありません。 しかし,局所麻酔薬アレルギーは軽 症のものまでを含めても局所麻酔薬の副作用中の約 1%前後,さらにリドカインによるアナフィラキ シー反応の発生頻度に至っては0.00007%ともいわ れ,重症のアレルギーの発生頻度は極めて低いと考 えられます。
局所麻酔アナフィラキシーの症状は?
局所麻酔薬によるアナフィラキシー時の症状,所見に ついても,やはり皮膚反応の頻度が最も高い. 全身の紅 潮 27%,全身蕁麻疹 36%,掻痒感 63%であり,血圧低 下は 46%,呼吸苦は 27%である2). アナフィラキシーが疑われたときには血清トリプター ゼの測定を行う.
歯医者の麻酔のアレルギーは?
歯科の麻酔注射で気分が悪くなったり、倒れてしまった方は少なくないでしょう。 しかし実は、本当の歯科麻酔薬アレルギーの方は、世界でまだ数人しか報告されておりません。 以前は、麻酔液の中に入っていたパラベンという防腐剤に対してアレルギー反応をおこすことがありましたが、最近のほとんどの麻酔薬には防腐剤は使われていません。