全身麻酔は,酸素のマスクを顔にあてます。 点滴から麻酔薬を注射器で入れます。 入れ始めて数十秒で意識がなくなります。 そのあと,マスクで人工呼吸をし,さらに,人工呼吸を続けるためのビニール製の管を口から気管まで入れます。
全身麻酔 呼吸止まる なぜ?
鎮静薬、鎮痛薬、筋弛緩薬のいずれも患者さん自身の呼吸(「自発呼吸」と称します)を強く抑制する ため、全身麻酔がかかると事実上、患者さんの自発呼吸は停止します。 もちろん、呼吸が停止したままでは 体内の酸素が不足して、生命の危険が生じるため、麻酔科医は強制的に患者さんの肺に酸素を送り込みま す。
全身麻酔は何時間で目が覚める?
全身麻酔は手術時間に合わせて麻酔薬を調節しますので、通常は手術終了後まもなく麻酔から目が覚めます。 個人差が大きく、概ね2分~20分くらいで覚醒することが多いです。 全身状態の悪い場合、肝臓や腎臓の機能がかなり低下している場合、脳血管に問題のある場合は、麻酔の覚めに時間がかかることもあります。
全身麻酔とは どんな感じ?
全身麻酔って,どんなもの? 全身麻酔は,手術の間だけ深く眠り,痛みを感じなくする方法です。 はじめに点滴から麻酔薬を流して,眠っていただきます。 全身麻酔中は呼吸が弱くなるため,完全に眠ったところで,指の太さほどのチューブを口から気管に入れて(気管挿管:きかんそうかん),呼吸を補助します。
全身麻酔の仕組みは?
全身麻酔とは無痛、無動、無意識の状態にし、患者さんに手術を受けて頂きます。 最初にマスクより酸素を吸って頂き、点滴から静脈麻酔薬を投与します。 患者さんが眠ったあとで、口から気管に向かって気管チューブあるいはラリンジアルマスクを挿入します。 気管チューブを挿入する際、喉頭鏡という金属の機器で口の中を覗きます。