避妊手術のメリットは、望まない出産を予防できるだけでなく、乳腺腫瘍の発症率の低下や感染症・卵巣・子宮の病気を予防できる点にあります。 また、発情中に見られる普段とは異なる行動や鳴き声がみられなくなり、猫も飼い主もストレスが軽減するのもメリットといえるでしょう。
猫 避妊手術後 どうなる?
避妊手術を行うことで発情が起こらなくなるため、発情期に見られる発情行動や、体調の変動はなくなります。 なお、猫は、犬のような生理出血はありません。 避妊手術を行い、卵巣・子宮を摘出することで、それらに生じる生殖器疾患(※)を防ぐことができます。
猫 避妊手術 しないとどうなる?
最大の理由は、避妊・去勢手術をすることによって、予防できる病気があるからです。 発情すると、ホルモンの分泌により乳腺が刺激され、乳腺腫瘍になる可能性があります。 そして猫の乳腺腫瘍は、ほとんどの場合悪性で、死に至る可能性のある病気です。
猫 避妊去勢 いつから?
去勢や避妊の手術を受ける時期は、生後6ヵ月頃、初めての発情期を迎える前が理想です。 ほとんどの病院では、予防接種が終わっていること、ダニやノミ、お腹の寄生虫の駆除が終わっていることなどを条件としているため、発情期を迎えてから慌てないようにしましょう。
猫 避妊手術 何をする?
避妊手術は体が妊娠できるようになる前(性的に成熟する前)、生後6~8ヶ月頃に行うと良いといわれています。 手術は全身麻酔をしてお腹を切る「開腹手術」になります。 左右の卵巣と子宮(子宮角、子宮体部、子宮頸管部までの子宮ほぼ全て)を摘出する手術が行われます。