1つは、暑さ寒さ、傷(きず)などから体を守ること。 2つめは、男性と女性のちがいを目立たせること。 3つめは、体をかざることです。 かみの毛の存在(そんざい)を考えたとき、一番当てはまるのは1つめの体を守ることではないでしょうか。
髪の毛はなぜ生えてくるのか?
髪の毛が生えるメカニズムは、この「毛根」部分の根っこにあたる「毛母細胞」へ、血流によって多くの栄養成分や酸素と共にホルモンなどの成長因子が運ばれ、毛母細胞から何らかの成長促進因子を産出。 細胞分裂を促すことで「毛包」に新しい毛が作られ、頭皮の外に押し出されて髪の毛が伸びていくのです。
なぜ陰部に毛が生えるのか?
人間の陰部はほぼ粘膜で覆われ、粘膜の再生能力はとても高く、傷ついてもすぐに修復されます。 とはいえ、繰り返して擦れたりする機械的刺激に対しては、皮膚ほど強くはありません。 だからこそ、周辺を毛で覆うことで保護するために、進化の過程で陰部に毛を残したと考えるのが合理的です。
なぜ毛を抜いても生えてくる?
毛乳頭の上の部分に「毛母細胞」というものがあり、この毛母細胞が毛乳頭から栄養をもらい、 細胞分裂することで毛が発生し成長します。 つまり、毛母細胞がある限り、いくら抜いても抜いても毛が生えてきてしまうのです。
体毛 なぜ伸びる?
毛は、毛根の一番根元の少しふくらんだ部分でつくられています。 毛根が、長い間どんどん新しい毛をつくり続けるために、かみの毛は長くなり、たとえ切ってもまたのびてくるというわけです。 反対に、毛根が早く毛を作るのをやめてしまうと、それ以上のびませんからあまり長くはなりません。