猫の毛球症(もうきゅうしょう)とは、飲み込んだ毛の排出がうまくいかず、胃や腸の中で大きな球状になる状態です。 巨大化した毛玉は嘔吐や排泄では排出が難しく、繰り返しの嘔吐や食欲不振、便秘やお腹が膨らむ症状などがみられます。 腸閉塞や窒息に繋がる恐れがあり、外科手術が必要となることもあります。
猫の毛玉どうしたらいいか?
十字に切って分けた毛玉を、皮膚を引っ張らないようにし、毛の根元をしっかり持ち、少しずつ手でほぐします。 ほぐれたら、毛先から少しずつクシですいていきます。 この時も、皮膚を引っ張らないように、根元をしっかり押さえるようにします。 ※ ハサミを使いますので、猫が突然暴れだして、怪我をしないように充分注意してください。
猫の毛玉はどこに溜まる?
通常、ネコちゃんが飲みこんだ毛は胃から腸を通り、便として排泄されます。 飲み込む量が多いときに体内にたまり、胃の中でもつれたり固まったりしたその毛がボール状やフェルト状のカタマリになってしまいます。
猫 毛玉 何故?
ネコちゃんに毛玉ができやすいのはなぜ? ネコちゃんの毛は、毛根から先に向けてささくれ状になっています。 そのため、擦れたり、抜けた毛が身体にくっついたままだと、ささくれ状の毛はお互いもつれて引っかかり、毛玉となります。 また、ネコちゃんの皮膚には、油分や体臭を作るニオイのある汗腺(アポクリン汗腺)がたくさんあります。
猫 毛玉 いつ?
毛玉が発生しやすいのは、「換毛期」と呼ばれる毛の生え換わり時期(夏毛にかわる春先と冬毛にかわる秋)に抜け毛が増え、毛玉も増える傾向にあります。 しかし、室内で生活する猫は気温の変化が少ないので、年間を通じて換毛が起こるともいわれています。 また、短毛種に比べ長毛種の猫のほうが毛量も多く毛玉を吐きやすい傾向にあります。