3~12歳くらいで発症しますが、夜驚症よりは発症の年齢が高い傾向があります。 お子さんの約10人に1人くらいにみられます。 夜驚症も夢遊病もどちらも眠ってから1~3時間後くらいに起こります。
夢遊病 いつ起こる?
夢遊病とは眠っている時に起こる睡眠障害の一種 そのため、周囲の人に睡眠中の行動を指摘されて初めて知る場合もあります。 夢遊病はノンレム睡眠の割合が成人よりも多い3歳〜12歳頃の子供にみられるケースが多く、一般的には成長とともに症状も少なくなっていくといわれています。
夢遊病の年齢は?
一般に4~8歳の間に発症し、最も頻度が高いのは12歳前後です。 子どもの10~30%が睡眠時遊行エピソードを1回以上経験しており、2~3%は何回も経験するという報告があります。 子どものうちは女児に多く生じますが、大人は男性に多いと言われています。
夢遊病 何する?
夜間、急におびえたような悲鳴や叫び声をあげ、ベッド上に起き上がり、ときに逃げ出そうとすることがあります。 表情は恐れが見え、心拍の増大、多量の汗などもともないます。 夢遊病と夜驚症は合併することもあります。 夜間、見ている夢に合わせて体が連動してしまう障害です。
夢遊病の対策は?
昼間の活動に支障をきたすような眠気、外出するような行動があれば、薬物による治療を考えます。 よく使う薬としては、クロナゼパムがあります。 この薬は、てんかん、不安障害にも使われることがありますが、夢遊病に対しては覚醒を抑えることで、異常行動を抑えることができます。