メニエール病は病態が内リンパ水腫であること以外、病因が明らかでないため、対症療法が中心となります。 一般に病期、症状にあわせて吐き気や嘔吐を抑える鎮暈剤、制吐剤、精神安定剤、内リンパ水腫に対する利尿剤、内耳の循環改善剤、自律神経調整剤などが用いられます。
メニエール病はどうしたら治る?
メニエール病と診断されたら、薬物療法による対症療法が中心になります。 症状の種類や重さに合わせて、血流改善剤・利尿薬・精神安定剤・自律神経調整剤などを用います。 ひどい発作が起きたときは、点滴または注射を行います。 利尿効果を目的として、水分を普段より多めにとるという飲水療法をすすめている病院もあります。
メニエール病 めまい なぜ?
メニエール病の原因とメカニズム 内耳には、体のバランスをとる三半規管や耳石器、音を感じ取る蝸牛などがあり、これらは内リンパ液という液体で満たされています。 この内リンパ液が増えすぎると、三半規管の働きが障害されてめまいが起きます。 また蝸牛にも影響して難聴や耳鳴りが起こります。
メニエール病は何科に行けばいい?
めまいに加え、聴覚症状がある場合には、メニエール病などの病気が疑われます。 耳鼻咽喉科を受診するとよいでしょう。
めまい どんな薬?
内耳障害によって起こるめまいに対しては、一般的に抗めまい薬と呼ばれるベタヒスチンメシル(酸塩)やジフェニドールなどが使用されています。 このような薬は、脳や内耳の血液や内リンパの流れをよくする、首から脳への血流量を増やす、平衡感覚に関わる神経のはたらきを調整するなどの作用を持ち、これらによってめまいの軽減を図ります。