メニエール病は、日常生活に支障をきたすほどの回転性めまい(自分や周囲が動いたり回転したりしているような感覚)の発作が繰り返し起こり、変動のある低周波の難聴、耳鳴り(耳鳴)を特徴とする病気です。
メニエール病は何が原因?
メニエール病の原因はずばり「内リンパ水腫(内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態)」です。 その根底にはストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・几帳面な性格などがあると考えられています。 内耳には前述したとおり、①聞こえの細胞が詰まっている蝸牛と、②平衡機能を司る三半規管と耳石器があります。
メニエール病は治る病気ですか?
メニエール病は、初期のうちに治療を開始すれば完治が可能な病気ですが、軽いめまいや軽い耳鳴りでは多くの方が疲れのせいと受け止めてしまいがちです。 そのことが早期治療の妨げとなり、治療を長引かせる原因となっています。 メニエール病を治すためには、メニエール病の症状・原因・治療について知ることが大切です。
メニエール ほっとくとどうなる?
さらにメニエール病では、めまいや難聴が起こってもしばらくすると元に戻るため、繰り返すうちに慣れてしまい、受診が遅れるケースが少なくありません。 しかし放置すると、蝸牛の水ぶくれが進行して聴力はどんどん低下します。 やがてリンパ液を包む膜が破れると、聴覚障害が元に戻らない恐れがあります。
メニエール病は何科ですか?
耳鼻咽喉科 めまいに加え、聴覚症状がある場合には、メニエール病などの病気が疑われます。 耳鼻咽喉科を受診するとよいでしょう。