正常な脈拍は1分間に60~100回程度とされていますが、1分間の脈拍が100回以上の場合に頻脈とみなされて、これが120回以上の時には病気が原因で起こっていることが疑われるため、精密検査が必要になります。 120回以上の頻脈では、全身に血液を効率的に送ることができなくなるので注意が必要です。
寝起きの心拍数は?
寝起きを含む安静時の1分間につき、男性は60~80回、女性は70~90回というのが平均的な脈拍数です。 脈拍数は個人差や状況による変動も大きいため一概には言えませんが、寝起きの脈拍がこの数値より大幅に高い場合、体に負担がかかっている可能性も。
脈が早いとどうなるの?
頻脈性不整脈(以下、頻脈)は、脈が速くなる不整脈で、頻脈が起こると1分間の脈拍が400回を超えることもあり、心臓がドキドキする、めまい、立ちくらみ、さらには失神、けいれんといった自覚症状があり、一部の頻脈では死に至ることもまれではありません。
動悸の脈拍数は?
心臓は 1分間に 60~70 位の割合で規則的に収縮 、拡張を繰り返しますが、このリズムが崩れると不整脈になります。 突然、脈拍が 120 以上になったり 40 以下になると動悸や息切れの他にめまい、失神といった症状が出ることがあります。 脈が速い不整脈には心房細動があります。
脈拍の平常時は?
通常、健康な成人であれば、安静時の脈拍数は1分間に約60~100回であり、加齢とともに、最大に発揮できる心拍数は少なくなっていく傾向にあります1)。