心臓は微弱な電気信号により規則正しい脈拍を保っていますが、狭心症や心筋梗塞、心不全、虚血性心疾患などが原因で電気信号に異常が起こると頻脈などの不整脈が発生します。 心疾患以外にも、高血圧、糖尿病、甲状腺疾患などで起こるほか、疲労の蓄積やストレス、飲酒・喫煙、睡眠不足などが原因で起こることもあります。
心拍数が高いのは何が原因ですか?
例えば、運動や家事、あるいはストレスや興奮などで心拍数は増えます。 これは、心臓を一生懸命働かせて、身体が必要としている酸素を全身に送り届けようとするからです。 身体に酸素がたくさん必要になると、「カテコールアミン」という物質が心臓に働き心拍数を増加させ、安静にしていると元に戻ります。
脈拍高い どれくらい?
心拍数が50未満や100以上は要注意 特に心拍数が100以上の場合、ホルモンの乱れや貧血などさまざまな問題が起こっていることも考えられます。 運動しているわけでもないのに高い心拍数が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
心拍数が高いとどうなるの?
心拍数が速く、加えて高血圧状態にあると、不整脈や心筋梗塞などの心疾患のリスクが高まるとされています。 日本人の死因の上位は心疾患や肺炎、脳血管疾患と言われていますが、これらのうち特に心疾患と脳血管疾患は高血圧が大きなリスクとなるため、心拍数だけでなく血圧にも注意して、心疾患の予防に努めるようにしましょう。
高血圧 脈拍どうなる?
特に高血圧患者さんでは心拍数が増加するに従い、心疾患の発症や死亡のリスクが高まることが、疫学調査により確認されています。 またその調査では、血圧・心拍数がより高くなるほど、心疾患の発症や死亡のリスクも高まる結果となっています。