そもそも、末期の水は臨終の直前に行うものとされていました。 これには、のどを潤すことで苦しみを軽くして安らかに旅立って欲しいという、見送る側の気持ちが込められています。 10 мар. 2022 г.
死に水を取るということはどういうこと?
人が臨終になったとき、またはこと切れたときに、茶碗に入れた水を、新しい筆やガーゼに浸して唇を拭ってやることで、末期の水とも言います。 死に水を取る順序は、肉親から近親者へと続きます。 死者への惜別の行為であり、昔は死者だけではなく、枕元に集まった近親者も、水を分かち合ったといいます。
末期の水 いつする?
末期の水をとるタイミング お釈迦様が亡くなる間際に水を求めたことから、本来末期の水は死亡する直前に行うものでした。 しかし現在では、死亡後に自宅などで安置がなされた後に末期の水を行うケースが一般的となっています。
亡くなった人の儀式は?
故人が亡くなり、斎場や自宅に遺体を安置したのち、納棺の儀式を行います。 その後通夜の儀式を行って、告別式や火葬式を行います。 納棺の儀式は、故人が現世からあの世へ旅立てるよう、支度をする儀式です。
水葬 なぜ?
水葬には故人の魂を海のかなたにあると考えられていた常世の国に送るという意味がありました。 なお、海の先に死者の国があるという考えを海上他界観といいます。 現在も各地に残る精霊流し、灯籠流しの風習は、こうした水葬の名残ともいわれています。