お灸に使うもぐさは春、草餅やよもぎ団子になるよもぎからつくられます。 よもぎは春になると道ばたとか河原やアスファルトのすき間にさえ芽を出す生命力旺盛な植物です。 古くから身近な薬草として、傷口によもぎの葉をもんで汁をつけて止血したり、虫さされやかゆみ止めにも使われてきました。
もぐさは何からできてる?
もぐさは、ヨモギの葉から作られます。 もぐさを皮膚の上で燃やすことで、温熱刺激を与えることで古来より疾病の治療に用いられています。 成分は、ヨモギの葉の裏にある毛茸と腺毛からなる。 成分として精油のチネオールが含まれ、燃焼時のもぐさ独特の香りはチネオールによって香ります。
お灸 何が良い?
体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。 すると、細胞が活性化され、免疫作用がアップするほか、リンパの流れが改善されますから、むくみの解消にもつながります。 さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し、炎症をやわらげる効果もあります。
もぐさ どんな香り?
もぐさは加熱することにより独特な香りが生まれます。 この香りは、よもぎに含まれるシネオールという成分が発する香りで、もぐさの人気の一つになります。 ローズマリーなどにも含まれている成分です。 アロマとは違った、心安らぐ懐かしい香りで、リラックス効果が期待できます。
もぐさってどんな草?
もぐさ(艾)は、ヨモギの葉の裏にある繊毛を精製したもの。 主に灸に使用される。 西洋語にもmoxaとして取り入れられている。 もぐさは、夏(5 - 8月)に、よく生育したヨモギの葉を採集し、臼で搗(つ)き、篩にかけ、陰干しする工程を繰り返して作られる。