カメラのレンズのように、ピントを合わせる水晶体 ヒトの目について 角膜は黒目の一番外側、その中に水晶体があります。 角膜と水晶体はよく似たはたらきをしていて、見える世界をゆがまないように光の屈折を調節して、網膜に映し出すという大切な役割を持っています。
白目 どこ?
眼球の一番外側は線維質の丈夫な膜で覆われています。 これは強膜という、眼球を保護するための、いわば外壁のようなものです。 血管が少なく、色は白で、いわゆる白目にあたります。 強膜は、外膜全体の約6分の5にあたり、角膜以外の眼球の後方を覆っています。
眼房水 どこから?
緑内障がどういう病気かを説明する前に、眼の中を循環する眼房水(がんぼうすい)について簡単に触れておきましょう。 虹彩(こうさい)の裏(後房)にある毛様体(もうようたい)から分泌され、虹彩の裏面と水晶体の表面を洗い、瞳孔から虹彩の前面(前房)に出て、虹彩の表面と角膜の裏面を洗う役割を果しています。
目の角膜 どこ?
眼球の外壁となっている膜です。 角膜は眼球の前方にあり、血管の無い、無色透明な組織です。 角膜のはたらきは、光を眼球内に透過させて、光を屈折させています。 強膜は角膜とつながっていますが、透明ではなく白色をしており、眼球の白目の部分が強膜になります。
光を感じるのはどこ?
網膜(もうまく) 網膜は10層あり主に3つの機能で構成されています。 まず光を感じる「視細胞」には約600万個ある視力や色に関係する錐体視細胞(すいたいしさいぼう)と、約1億2千万個ある光の明るさを感じる杆体視細胞(かんたいしさいぼう)があります。
水晶体ってどうなの?
水晶体はもともと非常に柔軟性に富んでおり、水晶体の周りにある筋肉の動きによって厚みを変える事が出来ます。 レンズの厚みを無意識下で自在に変える事で、私たちは遠くや近く等の見たい距離に自由にピントを合わせる事ができます。 生産された水晶体細胞は、水晶体嚢の中にどんどん送り込まれます。 送り込まれた細胞はある一定回数の分裂を繰り返し細胞が増えていきます。
水晶体の厚みを変えることはできますか?
水晶体はもともと非常に柔軟性に富んでおり、水晶体の周りにある筋肉の動きによって厚みを変える事が出来ます。 レンズの厚みを無意識下で自在に変える事で、私たちは遠くや近く等の見たい距離に自由にピントを合わせる事ができます。
角膜と水晶体の違いは何ですか?
角膜と水晶体はよく似たはたらきをしていて、見える世界をゆがまないように光の屈折を調節して、網膜に映し出すという大切な役割を持っています。 水晶体は、その多くが水とたんぱく質からできていて、大きさは直径9mm、厚さ4mmぐらいの凸レンズのようなカタチをしており、ほとんど無色透明です。 そして、カメラと異なり、ヒトの目のレンズである水晶体はそのカタチが変化します。 近くを見るときは、この水晶体が分厚くなり、逆に遠くを見るときは水晶体が薄くなります。 凸レンズは厚みが大きくなると屈折率も大きくなり、近距離で焦点を結びます。 逆に薄くなると屈折率は小さくなって、焦点も遠くなります。
ヒトの目をカメラに例えると、角膜と水晶体の違いは何ですか?
ヒトの目をカメラに例えると、角膜と水晶体はレンズの部分。 角膜は黒目の一番外側、その中に水晶体があります。 角膜と水晶体はよく似たはたらきをしていて、見える世界をゆがまないように光の屈折を調節して、網膜に映し出すという大切な役割を持っています。 水晶体は、その多くが水とたんぱく質からできていて、大きさは直径9mm、厚さ4mmぐらいの凸レンズのようなカタチをしており、ほとんど無色透明です。 そして、カメラと異なり、ヒトの目のレンズである水晶体はそのカタチが変化します。 近くを見るときは、この水晶体が分厚くなり、逆に遠くを見るときは水晶体が薄くなります。