目を細めてモノを見ると、目に入る光の束が細くなって焦点深度が変化するため、近視がある人でも、網膜に焦点が合いやすくなってモノが見えるのです(図3)。 視力検査のとき「目を細めないで」と言われるのは、このためです。 正しい視力が計測できないので、検査の際は気をつけましょう。
ピンホール 視力 なぜ?
近視・遠視の場合、目に入った光は目の網膜部分からずれた位置に焦点が合うようになってしまっています。 ピンホール(孔)を通して見ることで目に入ってくる光の範囲が制限され、正視に近い位置に焦点が合うようになり、ハッキリ見えるようになります。
ピンホール 視力回復 なぜ?
ピンホールメガネをかけると、光が細い束になって目に入ってくるので、水晶体で光を集めなくても焦点を結ぶことができるとのこと。 それで、物が見やすくなるそうです。 ちょうど目を細めたときに物が見えやすくなるのと同じ効果が得られると考えればわかりやすいと思います。
なぜ目が見えなくなるのか?
加齢や目の酷使により視力が低下することがありますが、急激な視力低下は目の病気が原因で起こることもあります。 視力低下を招く代表的な病気は「白内障」「網膜剥離」「黄斑前膜」「ぶどう膜炎」「緑内障」です。 目のレンズをしている水晶体が白く濁り、目が見えにくくなる病気である白内障。
メガネはなぜ見える?
近視は網膜よりも手前のところで、光が集まっている状態(じょうたい)だ。 そこで、近視の目には凹レンズのメガネを使う。 すると凹レンズが光を後ろに集めるので、うまく網膜にうつるようになるんだ。 遠視になると、遠くの物はよく見えるのに、近くの物が見えにくくなる。