平均寿命の話題になると、欠かせないのは男女差についてでしょう。 前述のように、女性が87.74歳、男性が81.64歳で、その差は6.1歳となります。 男性よりも女性の平均寿命が長い理由としては、「ホルモンの働き」「基礎代謝の違い」「健康への関心度」などが挙げられます。 まず、女性ホルモンが長寿の要因の一つです。
なぜ女性の方が平均寿命が長いのか?
女性の方が男性より基礎代謝が低く、女性の方が男性より少ないエネルギーで生きていけるため、環境の変化に適応しやすいことも長寿につながっているのではと言われています。 また、基礎代謝量が少ないと、それだけ老化を促す活性酸素ができにくくなることも長寿の点ではメリットです。
寿命の性差は?
日本人の平均寿命は男性が80.2歳なのに対し、女性は86.6歳で、女性の方が6.4年長い(2013年調査)。 先進国では女性の平均寿命は、男性のそれよりもおよそ5~7年長い。
なぜ寿命がのびたのか?
①医療レベルが高い。 ②国民皆保険制度で医療費が比較的安く、病院にかかりやすい。 ③健康意識が高く、人間ドックなどの検診の受診機会が多い。 ④伝統的な食文化 ・先進諸国の中で脂肪摂取量が、とび抜けて少ない。
昔の人の寿命が短い理由は?
簡単に言うと、当時の人たちの寿命が短かった最大の要因は医学や科学が発達してなかったためです。 古代ギリシャにヒポクラテスという人がいました。 この人はそれまでの原始的な医学を経験科学として発展させたことで有名な人で“医学の父”として知られています。 言い換えれば、現代医学の基礎を作り上げたといえる人です。