子宮の収縮や子宮出口が引き伸ばされることによる刺激は、子宮周辺にある神経を介して背骨の中の神経(脊髄)にまとまって伝わります。 この刺激はさらに脊髄を上って脳に伝わり、そこで痛みとして感じられます。
陣痛の痛みってどんなの?
陣痛とは、簡単に言えば赤ちゃんをおなかの外へと産み出すための子宮の収縮に伴う痛みです。 前駆陣痛と本陣痛がありますが、本陣痛の前に起こるのが前駆陣痛で、分娩には繋がらずに治まっていきます。 痛みの間隔が一定になり、同時に痛みが強くなってくる場合は本陣痛の可能性が高いので、痛みがくる間隔を測ってください。
陣痛の始まり どんな痛み?
陣痛はどんな痛み? 陣痛は生理痛のような痛みから始まり、段階を経るにしたがってだんだんと痛みが強くなってきます。 次第に赤ちゃんが下がってきて、骨盤が広げられるため、腰や股関節周りが痛くなってきます。 ついに赤ちゃんの頭が出てくるという瞬間の痛みは、「鼻の穴からスイカを出すような痛み」などとも形容されています。
陣痛 腰が痛いのはなぜ?
陣痛時に出るホルモン(オキシトシン)は、関節や子宮周りの靱帯を緩めて体が出産する(産道をひろげる)ための準備を始めます。 しかし、そのホルモンが関節などを緩めることによって、同時に体の歪みや“ズレ”を引き起こすのです。 こうしたことによって分娩中に腰痛がおきています。