お肉を食べることは、人が健康に生きるために大切なこと。 たんぱく質は筋肉や臓器などをつくる材料になります。 肉などの動物性たんぱく質は、骨を作るメカニズムを促進しホルモンのバランスを整える効果もあります。 赤身の肉を適正量食べている限り、脂肪過多になったりコレステロールが高くなったりすることはありません。
ヴィーガンはなぜ肉を食べないのか?
肉類の消化時間は長く、消化に多くのエネルギーが必要となり、心臓への負担も大きくなりますが、野菜や果物は消化時間が短いため、肉を食べない生活を送ることで心臓病のリスクが低下します。 また、植物性の食品には、身体の免疫機能の働きを高めてくれる栄養素がたくさん含まれています。
肉食の弊害は?
肉食中心の食生活がただちに大腸がんを誘発するわけではありませんが、こうした食生活が長年続けば腸内環境に悪影響を与え、その結果大腸がんのリスクを高めることになるでしょう。 過剰な肉食は、腸内に悪玉菌をのさばらせ、それがさまざまな病気の引き金になる恐れも出てきます。
なぜお肉がおいしいのか?
肉自体「うま味」成分の「アミノ酸(グルタミン酸塩)」を含み、そんな肉に含まれる「アミノ酸」がさらに増えることで「うま味」が増し、繊維がほぐれて食べやすさも増し、「おいしい」と感じるようになるというわけです。
人間はいつから肉を食べるようになったのか?
もともと草食動物だった人類が肉食を始めたのはおよそ250万年前。 当初は狩りをするのではなく、死肉を漁って食べていた。 この食肉の習慣が、たくさんいた人属の命運を分けた。 肉食に移行できなかったアウストラロピテクスなどの種は絶滅し、肉食を始めた現生人類は生き延びた。