ところで、どうして冬になるとこう「乾燥」しがちなのでしょうか。 大雑把にその理由を説明すると、まず冬は気温が低くなることで、屋外の空気中に含まれる水分(水蒸気)が水滴や氷になり、物理的に減ってしまうから。 加えてエアコンなど、水蒸気を発生させないタイプの暖房器具を稼働させることで、屋内の相対湿度が下がってしまうから。
冬 暖房 乾燥 なぜ?
暖房すると湿度が下がる エアコン暖房で「乾燥」するのは、室内の空気に含まれる水分が減ってしまうからではありません。 室内の温度が上がると、湿度(相対湿度)が下ってしまうために生じます。 空気が含むことのできる水分の量(飽和水蒸気量)は、空気の温度によって異なり、温度が高いほど多くの水分を含むことができます。
冬 湿度 なぜ下がる?
気温が低くなる冬は、空気中に含まれる水分が少なくなるため乾燥する。 また冬に暖房を使うと室温が高くなり、飽和水蒸気量が増える。 しかし加湿をしないと室内の水分量は変わらないため、飽和水蒸気量に対する空気中の水分割合が低くなる。
どうして乾燥するのか?
乾燥を引き起こす原因は肌の「バリア機能低下」にあります。 バリア機能が正常な状態では、肌の水分が保たれているため、アレルゲンなどの侵入や外部刺激から肌は守られています。 しかし、このバリア機能が低下すると肌が乾燥しやすくなり、刺激も受けやすくなるのです。
冬の乾燥 いつまで?
基本的に冬が乾燥しやすいとされていますが、冬は11月頃から雪解けの3月までとなります。 もちろん冬の間は乾燥しやすい時期となりますが、乾燥のピークとされているのは1月・2月です。 外的環境の湿度は降水量や気温によって大きく影響を受けてしまうので、降水量の多い時期となると湿度は高まります。