実際には個々の患者さんや抗がん剤の内容により、 その効果がどこまで期待できるかによって、具体的な目的が定まり ます。 具体的な目的は、①根治を目指す、②延命を目指す、③症状の緩 和を目指す─の大きく3つに分けられます。
抗がん剤 なぜ通院?
現在では、抗がん剤治療も通院で行うことが増えてきました。 これは、抗がん剤の副作用を軽減するためのお薬(吐き気止めなど)やその他の対処方法も進歩してきて、通院で可能な治療は通院で行われるようになってきたからです。
抗がん剤 水分摂取 なぜ?
また抗がん剤によりがん細胞が破壊された物が血液中に放出されると腎臓に負担がかかる こともあります. 治療後は水分を十分補給し,尿意を我慢せず尿量を増やすことで,薬剤の排泄を遅延させないよう にし,がん細胞が破壊された物の排出を促し,腎臓への負担を軽くすることが大切です.
抗がん剤 効果 いつわかる?
効果判定のためには、X線、CT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像診断)、超音波検査(エコー検査)などの画像検査や腫瘍マーカー*(血液検査)を確認します。 薬物療法は投与直後に結果がわかるものではありませんので、これらの検査は治療開始後2カ月前後で行われることが多いです。
抗がん剤治療は何クール?
化学療法(抗がん剤による治療)は、薬の種類によって変わりますが点滴を1~4週間に1回、三日間連続などの方法で投与します。 1ヶ月を1クールとし、3クールから6クール(3ヶ月から6ヶ月)を目安に行っていきます。