腟カンジダの主な原因は「体調の崩れ」 しかし、妊娠などによるホルモンバランスの変化、ストレスや糖尿病、ステロイドの使用による免疫力の低下、抗生物質の使用による常在菌バランスの変化、高温多湿などの環境の変化などで腟内のpHが変化してカンジダが腟内で大量増殖してしまうことにより、腟カンジダが発症します。
カンジダ どこから?
カンジダは、カンジダ属の真菌(しんきん)というカビの一種によって起こる性器の感染症になります。 男性は尿道、性器周辺の皮膚、女性は膣内、性器周辺の皮膚に感染します。 女性の感染症のなかでは頻繁にみられる病気です。 常在菌による自己感染が多く、性的接触でも感染します。
カンジダ どんな時になる?
カンジダ菌自体は、健康な女性でも皮膚、口の中、消化管、腟に存在する“常在菌”。 それが、風邪や疲労、ストレス等、日常生活においての免疫力の低下、またホルモンの変化等によって、腟の中で増殖して発症します。 また、女性の約20%が経験する女性特有の病気でもあります。
カンジダかどうかわからない?
【腟カンジダ】症状チェック1外陰部・膣部に強いかゆみがおこる2おりものの量が増える3ヨーグルト状・粥状・酒粕状・おから状等の白色や黄白色のおりものがみられる4外陰部・膣部に焼けるようなヒリヒリとした痛みが生じる5外陰部・膣部の発赤6排尿障害7性交時の痛み8糖尿病である【カンジダの症状チェック】放置して自然治癒する?市販薬は効く?
カンジダ 放置するとどうなる?
膣カンジダを放置して炎症が酷くなると全身性カンジダ症を発症し、湿疹が広がっていくことがあります。 また、膣カンジダは慢性化すると完治が難しくなるため発症後なるべく早く受診し治療を行うことが大切です。 妊娠中に膣カンジダに感染した場合、羊水感染や産道感染によって赤ちゃんへの感染リスクも。