膀胱が過敏になり、自分の意思に反して収 縮してしまう過活動膀胱が主な原因となります。 脳血管の 病気(脳出血、脳梗塞など)のほか、男性では前立腺肥大症 による排尿障害、女性では加齢、閉経後による骨盤底筋(右 図参照)の緩みによる尿道括約筋筋力の低下などが背景に あります。
尿漏れはどうすれば治りますか?
「切迫性尿失禁」の治療には、抗コリン薬やβ3(ベータスリー)受容体作動薬などの薬物療法が有効です。 飲水コントロール、骨盤底筋訓練、尿意があっても少しがまんする膀胱訓練などの行動療法を併用します。 このように尿失禁の種類や程度により、治療法は様々です。
女性の尿漏れは何歳くらいからなるの?
はじめて尿もれに気づいたのは何歳のときですか? 30-34歳のとき13.6%、35-39歳のとき18.4%、40-44歳のとき18.3%、45-49歳のとき16.1%…と60%以上の方が、30-40代ではじめて経験されたようです。
いつ尿とは?
排尿がうまくできないために膀胱容量いっぱいまでおしっこがたまり、少しずつもれてしまうタイプの尿失禁。 尿意がはっきりしない、おしっこが出にくくチョロチョロとしか出ない、腹圧をかけないと尿が出ない、残尿感がある、などの症状がみられます。
尿漏れ どんなとき?
咳、くしゃみ、走る、ジャンプするなど、お腹に力を入れたときに尿が漏れてしまうもので、特に女性に多くみられます。 また、男性でも前立腺の手術後に一時的にみられることがあります。 尿道を閉める機能が低下する、あるいは尿道そのものの支持組織が弱くなった場合に起こります。