「切迫性尿失禁」の治療には、抗コリン薬やβ3(ベータスリー)受容体作動薬などの薬物療法が有効です。 飲水コントロール、骨盤底筋訓練、尿意があっても少しがまんする膀胱訓練などの行動療法を併用します。 このように尿失禁の種類や程度により、治療法は様々です。
尿漏れは治りますか?
原因によって治療法は大きく異なりますが、いずれも骨盤底筋訓練によって改善が期待できます。 また、減量や飲水コントロールなどの日常生活の見直しも重要です。 薬物療法では、腹圧性尿失禁にはβ2刺激薬、切迫性尿失禁には抗コリン薬やβ3刺激薬などが有効です。 薬物療法でも改善が不十分な場合に手術が検討されます。
なぜ尿漏れになるのか?
膀胱が過敏になり、自分の意思に反して収 縮してしまう過活動膀胱が主な原因となります。 脳血管の 病気(脳出血、脳梗塞など)のほか、男性では前立腺肥大症 による排尿障害、女性では加齢、閉経後による骨盤底筋(右 図参照)の緩みによる尿道括約筋筋力の低下などが背景に あります。
おしっこが漏れる 何科に行けばいい?
尿漏れの症状がある方は、泌尿器科で相談しましょう。 病気が隠れている場合、尿漏れがさらに悪化する恐れもあります。 早めに受診して、尿漏れの原因に合わせた治療を受けましょう。
尿漏れは何歳くらいから?
尿漏れは比較的年齢が高い方に多い症状と思われがちですが、実はどの年齢の方にも起こることをご存知ですか? 尿漏れは40代くらいから増え始めると言われていますが、尿漏れに悩んでいる方の中には低年齢の方も多いと言われています。 実は10代の頃から尿漏れに悩んでいる…という方も。