声は、のどのおくにある、声帯(せいたい)という膜(まく)を、息でふるわせてだしています。 声帯は、男性ののどぼとけのおくにあります。 のどぼとけのない女性でも、同じような位置(少しかたく感じるところ)にあります。 この声帯は、紙を口にあてて鳴らすのと同じように、ふるえることによって声を出します。
なぜ人によって声が違うのか?
この人声として聞こえてくる音は人によって複雑に変化します。 なぜなら、同じ声帯、同じ喉、口、鼻の方は居ないからです。 その複雑さゆえ、「人の声は千差万別」となり、個人の識別、特定が可能となるのです。
声帯の仕組みは?
声帯は喉の中央部にある器官です。 2つのヒダが合わさった形をしていて、ここから音を発生させることができます。 (下図は声帯を頭上から見た図です。) 肺から送られてくる呼気を2つのヒダの間にあてる事で、上図の「声帯」と書いてある部分が振動して音が出ます。
なぜ人と動物は話せないのか?
動物は言葉で指示されたことを理解できますが、話すことができません。 言葉の入り口である耳や脳があっても、中咽頭が未発達なために動物では言葉の出口を持たないというわけです。
言葉はいつからあったのか?
そして、ハダカになっても生きていけたのは、言語を獲得したからだ。 いまから7万5000年前、ハダカと言語の「重複する突然変異」が起きて、言語的人類は生まれた。