痛みは、病気やけがなどで損傷した組織を修復する間、体を動かさないように警告する役割を担っています。 体内には神経が張り巡らされており、末梢(まっしょう)神経にあるセンサー(侵害受容器(しんがいじゅようき))が刺激を感知すると、電気信号が脊髄(せきずい)を通って脳に伝わり「痛い」と感じます。
痛い 押さえる なぜ?
要は痛みの神経より圧触覚神経の方が太いので、速くて強い刺激(電気信号)を脳に届けられます。 それで、痛いところに手を押さえると、脳は弱い痛覚より強い圧触覚の刺激を感知するので、痛みが和らぐのだと思われます。
身体 痛み なぜ?
痛みを感じる一般的なしくみ 切り傷や火傷、打撲などにより身体が刺激を受けると、「身体が傷ついた」という情報が発生します。 その情報は電気信号に変換され、神経を伝って脳に届きます。 脳がその情報を認識して初めて、「痛い」と感じるのです。 通常は、痛みの原因となったケガが治ると、痛みも消えていきます。
痛み どこからくる?
脳(大脳)へ伝わる 脊髄に伝えられた信号が大脳へ伝えられ、「痛み」を認知します。 外部から刺激を受けたわけではないのに生じる肩や腰の痛みなども、痛みの伝わり方は同じです。 発痛物質は、物理的な刺激からはもちろんですが、血流が悪化しても作られます。
痛みが続くとどうなる?
痛みが長期間続くと、痛みに対する否定的な「感情」や自分自身を否定するような「思考」が現れます。 痛みが続くので「活動」が低下し筋肉は弱くなり、さらに全身状態が悪化する、という“痛みを悪化させるサイクル”が生じます。