症状から逆流性食道炎を診断し、胃酸の分泌を抑える薬を内服し、2~4週間後に治療効果をみるという方法です。 問題点として、同様の症状を起こす他の病気(胃潰瘍や胃がん、食道がんなど)であった場合でも症状が一時的には改善し、診断が遅くなる場合があります。
逆流性食道炎はどのくらいで治るか?
いつまでお薬を飲みますか? 基本的には、約2ヶ月間が投薬治療期間となりますが、胸やけなどのつらい症状がとれてとしても、治ったとは限りません。 さらに、逆流症状は、ほぼ100%再発すると言われていますので、維持療法を行う必要がある時もあります。
逆流性食道炎を放っておくとどうなる?
逆流性食道炎を放置すると・・ 胃酸の逆流が長期に続くと、バレット食道という病態を引き起こします。 バレット食道は、特殊な食道がん(バレット腺がん)の発生母地となり、食道がんのリスクが高まります。 また、食道粘膜障害が強くなると、食道狭窄を引き起こし、食べ物が通りにくくなってしまうことがあります。
逆流性食道炎はどうしたら治る?
逆流性食道炎の対処法 逆流性食道炎になってしまった場合の対処法は、予防法と同じく胃酸の分泌が増える食習慣や逆流が起きやすくなる生活習慣を避けることです。 それによって自覚症状がなくなることもあります。 食習慣や生活習慣の改善でも自覚症状が改善しない場合は医師に相談しましょう。
逆流性食道炎は薬で治りますか?
逆流性食道炎の薬物治療は、症状を和らげる対症療法が主で、完治させるものではありません。 従って、症状が改善された後も長期にわたってのみ続ける必要があります。 治療薬としては、「胃酸分泌抑制剤」、「消化管運動機能改善剤」、「制酸剤」、「粘膜保護剤」が使われます。