1胸やけ:胃液などが食道に逆流して、胸やけや胸が締め付けられるような痛みが生じます。 2呑酸:酸っぱい液体が口まで上がってきてゲップがでます。 3口内炎、のどの痛み:逆流した胃液で、のどや口腔内に炎症が起こり、ひどくなると食べ物が飲み込みづらくなったり、声がかれたり、口内炎が多発したりすることもあります。
逆流性食道炎がひどくなるとどうなりますか?
逆流性食道炎の場合、軽症であれば炎症がひどくなることはあまりないと考えられていて、約20%は自然に治ります。 重症型の場合は、炎症が長く続いていると出血が起こったり、食道が狭窄を起こしたり、バレット食道になることがあります。
逆流性食道炎 悪化したらどうなる?
食道の炎症が高度(ひどい)の場合、食道からの出血や、炎症が繰り返されることで食道の狭窄(きょうさく)(狭くなること)を引き起こすことがあります。 また、長期的に逆流性食道炎が存在することで食道の粘膜が胃と同じ粘膜に置き換わるバレット食道という変化を生じえます。
逆流性食道炎 どのくらいで治った?
食道粘膜の炎症が完全に良くなるには約8週間はかかるといわれています。 症状がなくなった場合でも、自己の判断で服用を中止しない方がいいでしょう。 胃食道逆流症による食道炎が長く続くと、まれにバレット粘膜(食道粘膜が胃粘膜に変化)→バレット食道→バレット腺がんと進展することがありますので注意が必要です。
逆流性しょくどう?
逆流性食道炎とは、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。 健康な人でも胃酸の逆流がみられることはありますが、時間が短いため問題になることはありません。 逆流の時間が長くなると、食道の粘膜は胃酸に対し弱いため食道に炎症を起こすようになります。