逆子(さかご)とは、胎児の頭が下にない状態のこと。妊娠中期まで、胎児はぐるぐると子宮内で体勢を変えていますが、身体が大きくなるにつれ頭が重くなるので、通常は .
逆子 どんな状態?
胎児の頭が子宮口にない状態 逆子(さかご)とは、胎児の頭が下にない状態のこと。 妊娠中期まで、胎児はぐるぐると子宮内で体勢を変えていますが、身体が大きくなるにつれ頭が重くなるので、通常は分娩が近づくと頭が下にきます。 逆子は、正式な医学用語では「骨盤位」といわれ、胎位の異常に分類されます。
逆子 何がダメ?
逆子のままで経腟分娩に望む場合、通常より早くに破水しやすく急激に羊水が減少する危険があります。 また、 分娩時に赤ちゃんよりもへその緒だけ先に子宮の外で出てしまう「臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)」 がおこると、赤ちゃんに十分な酸素が送れず低酸素の状態になる危険性があります。
逆子になったらどうなる?
「逆子」だからといって赤ちゃんの成長や母体に悪い影響が出るということはありません。 赤ちゃんはお腹の中で様々姿勢を変えますが、30週を超えて逆子だと分娩時まで戻らない可能性が高くなります。 分娩時の逆子のままだった場合、自然分娩だと難産になり、赤ちゃんにとってリスクがあります。
骨盤位の原因は?
骨盤位のうち、ほとんどは原因不明です。 骨盤位になりやすくなる要因としては、お母さん側の要因と赤ちゃん側の要因がそれぞれあります。 これらの要因は、赤ちゃんが子宮の中で自然に動くのを妨げてしまうために、骨盤位になりやすくなると考えられています。