妊娠30~32週ごろに診断 妊娠中期ごろから妊婦健診で逆子といわれる方もいるかもしれませんが、その後元の位置に戻る方が多いです。 そのため、正式に逆子と診断をされるのは妊娠30~32週ごろです。 妊娠30週ごろから逆子の矯正指導を行う病院もあります。 逆子は出産をするその瞬間まで、正しい位置に戻る可能性があります。
逆子 何がダメ?
逆子のままで経腟分娩に望む場合、通常より早くに破水しやすく急激に羊水が減少する危険があります。 また、 分娩時に赤ちゃんよりもへその緒だけ先に子宮の外で出てしまう「臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)」 がおこると、赤ちゃんに十分な酸素が送れず低酸素の状態になる危険性があります。
逆子はいつまでに治ればいいの?
そのため妊娠9ヶ月(妊娠35週頃)までは胎児の様子をみながら、自然に回転するのを待つのが一般的です。 妊娠36週に入る頃には、胎児が回転しにくくなるため、経腟分娩(産道を通して胎児を産むこと)が行える可能性は低くなります。 なお、分娩時まで逆子になっているのは、全体の3~5%(※1)といわれています。
逆子の割合は?
妊娠37週時点で逆子(骨盤位)になっている割合はおよそ3%といわれていますが、そのほとんどは帝王切開分娩での出産となります。