捻挫が治る、つまり損傷してしまった靭帯が元の状態に戻るまでには軽傷でも2週間ほど、重傷なら6~8週間ほどかかります。 完全に治っていない状態で負荷をかけてしまうと、靭帯が緩いままになってしまい再び捻挫を繰り返す原因になります。
捻挫はどうしてなるのか?
どうして症状が起こるの? 捻挫(ねんざ)はスポーツや転倒などによって足首や指などをひねり、関節部分が傷つくことで起こります。 腫れや痛みがなかなかひかない場合や、関節がグラグラしているときなどは、骨折や靱帯断裂の場合もあります。
捻挫 なぜ繰り返す?
靭帯の損傷が完全に治っていない状態で、負荷をかけてしまうと靭帯が緩いままになってしまい、捻挫を繰り返す原因になります。 また、関節が不安定なまま捻挫を繰り返すと関節軟骨も損傷し将来的に足首の変形をきたしてしまう可能性があります。
捻挫無理するとどうなる?
したがって重症のケガという感がなく、ついつい無理をしてしまい、その結果関節内に二次的な傷が進行することがあります。 このような関節内の傷は積み重なると、変形性関節症というような(老化現象で関節の軟骨がすり減って関節が変形してくる)状態に至ることがあり、注意を要します。
捻挫の固定はいつまで?
捻挫は靭帯損傷の中で程度の軽いもの(Ⅰ度)で約1週間の安静と包帯固定でほぼ完治します。 少し重症になると、靭帯の部分断裂が起こり(Ⅱ度)、サポーター固定またはギブス固定が必要で、完治するまでは3~4週間程かかります。