「年のせい」とあきらめず、専門家に相談しましょう 手の震えを年のせいと考えてしまう方は意外と多いのですが、加齢だけが原因ではなく、病気や普段飲んでいる薬の副作用などが考えられます。 もっとも多く見られる本態性振戦の場合、過剰なストレスや緊張が症状を悪化させることもあります。 21 июл. 2021 г.
お年寄りの手の震えは?
とくに手先の震えは老化と共に顕著に見られる現象で、医学的には「本態性振戦(ほんたいせいしんせん)」と呼ばれます。 震え以外に症状が見られず、原因がわかっていない病気を本態性振戦といい、65歳以上では約14%と非常に多くの高齢者に見られます。
手が震える症状は何?
手がふるえる場合、病気が原因のこともあります。 最も多いのは本態性振戦かパーキンソン病ですが、ほとんどはふるえ方の違いで見分けることができます(表)。 そのほかには、甲状腺機能亢進症や、脳卒中などの重大な病気が隠れている場合もあります。 また、薬の副作用でも同じような手のふるえがみられることがあります。
認知症の手の震えは?
手が震える症状は、認知症の中でもレビー小体型認知症との関係が最も深いです。 レビー小体型認知症は、脳神経細胞の中にレビー小体という異常なたんぱく質が溜まることで発症します。 レビー小体型認知症でみられる手の震えは、パーキンソン症状とも呼ばれています。 その名の通り、パーキンソン病に似た運動障害です。
高齢者 手の震え 何科?
本態性振戦の診断と治療 上述した本態性振戦は、軽微なものなら誰にでもあるものですが、ふるえが大きくなって日常生活や仕事に支障生じるレベルなら、病院を受診して、診察、検査と治療を受けられるのが良いと思います。 受診して相談する科としては、脳神経内科(神経内科)が最も適切です。