高齢者が肺炎になると、脱水症状や栄養不足になりやすいため、若い人より進行が早くなりがち。 また糖尿病などの持病があるとそのリスクはさらに高まります。 熱もなく、咳や痰も出なくても、なんとなく元気がない場合、肺炎を疑ってみましょう。 高齢者に多い「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」とは?
高齢者 肺炎 どのくらいで治る?
発症後から治療までの時間は、その後の経過に大いに影響します。 発症後すぐに治療開始できれば、抗菌薬の投与で1週間程で治ります。 しかし呼吸苦や脱水などの症状が出現する頃になると、肺の炎症範囲は広がっており、治るまでに2~3週間かかり、入院が必要になることも少なくありません。
老人肺炎の症状は?
患者は特別の苦痛を訴えず、ただ風邪を引いた感じ、食欲不振、全身倦怠感などが唯一の症状であることも経験されます。 胸痛や激しい咳、痰も多くありません。 特に高齢者では意欲減退、食欲不振を訴えたくらいで急速に意識障害に落ちることもあります。 2.ふつうにみられる症状としては呼吸数の増加があります。
肺炎になるとどういう症状が出ますか?
肺炎では、はじめは喉の痛みや鼻水、鼻づまり、38℃を超える発熱、咳、痰(黄色や緑色)、呼吸困難、息切れ、悪寒、全身倦怠感、や胸の痛みなどの症状が現れます。 高齢者は、体力が低下していることから、こうした肺炎の典型的な症状が出ないことがあります。
肺炎の死因は?
肺炎は、肺に炎症を起こす病気です。 肺炎で亡くなる人は、国内では年間およそ12万人と推計されています。 その数は増加しており、2011年には、がん、心臓病に次いで、肺炎が日本人の死因第3位になりました。 2018年は、第5位となっています。