尿検査のひとつで、蒸留水に対する尿の比重を調べます。 高い場合は糖尿病、脱水症など、低い場合は腎不全、尿崩症などが疑われます。 尿のなかには、さまざまな物質が含まれているため、水にくらべて比重が高くなります。 この比重の変化を調べることで腎機能の異常などの発見に役立ちます。
尿の水分と固形成分の比率を調べます。 水分摂取量、腎機能、尿酸、糖、タンパクなどの影響で変化し、腎不全や糖尿病の判断に役立ちます。
尿比重が低い値の場合、腎臓の尿濃縮力が低下する慢性腎炎や尿崩症が疑われます。 水分の過剰摂取や利尿剤の服用でも値が下がることがあります。
腎臓には、身体の水分量を調節する働きがあります。 尿比重検査は、この働きを確認する目的をもっています。 腎臓に疾患があったり機能が低下したりすると、身体の水分量を調節することができなくなり、尿比重が基準値から外れてしまいます。
尿比重は1.003～1.030の範囲が基準とされるため、正常尿といえる。
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