尿量が少ないと、尿をためる膀胱(ぼうこう)が刺激を受けず、排尿回数が減ります。 腎臓のはたらきが低下した腎不全の末期となると、尿がほとんど出なくなります。 また、腎臓に異常がなくても、尿道に石がつまったり、排尿を起こす神経に障害が生じたりすると、尿が膀胱にたまっているのに出ない状態も起こります。
尿の量が少ないのはなぜ?
脱水や心不全により腎血流が低下したり、腫瘍や結石のために尿管や膀胱が閉塞したりすると、尿量は低下します。 腎臓の機能が低下すると、尿の濃縮力が低下して多尿となり、夜間頻尿になることが多いですが、さらに腎機能低下が進行すると、尿量が低下します。
尿が少ない 何科?
泌尿器科を受診してください。 前立腺以外の病気では、神経因性膀胱、膀胱腫瘍、骨盤腔内の腫瘍などが考えられますので泌尿器科を受診して検査を受けてください。 本当に尿量が少ない場合は、至急精査する必要があります。
高齢者 尿量少ないとどうなる?
尿は濃く少なくなり、細菌が繁殖しやすいうえ、尿量が少ないために排尿によって膀胱や尿道から細菌を排出しにくいので、感染を起こしやすくなります。
尿量 少ない どのくらい?
少なすぎる尿量は循環血液量の減少を示している 尿量は体重1kgに対して0.5mL/時が最低でも必要とされます。 したがって、体重×0.5mL×24という計算式で必要最低尿量を求めることができます。 体重60kgの人であれば、60×0.5×24=720で、720mLが1日に必要な最低尿量になるわけです。