噛む筋肉が鍛えられないと、表情筋もたるんでしまい、顔にしまりがなく、二重アゴや頬のたるみ、ほうれい線などが現れやすくなるなど、見た目にも影響してきます。 また、よく噛まずに早食いしてしまうことにより、メタボリックシンドロームや肥満、そしてそこから糖尿病などの生活習慣病にもかかりやすくなります。
よく噛めないとどうなる?
消化酵素のアミラーゼを含む唾液の分泌を促し、胃腸での食べ物の消化吸収を促進する。 また、よく噛まないと、消化器官に余分な負担がかかり、消化不良を起こすこともある。 唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながる。
噛まずに食べたらどうなる?
「噛む」という行為は唾液の分泌を促進する効果があり、逆を言えばあまり噛まずに食事をしていると唾液の分泌が劣ってしまいます。 唾液の分泌が劣ると、歯の表面に汚れ(歯垢)が溜まりやすくなったり、虫歯や歯周病のリスクも高くなります。
噛まないとどうなる 歯?
噛まない習慣は、若者に歯周病やあごの関節症を増やします。 歯ぐきの骨の細胞はカルシウムなどの栄養を取り込みますが、噛む力が弱いと代謝機能がうまくいかず、骨が発育不良になり次第に歯ぐきの抵抗力も弱まります。
咀嚼が弱いとどうなる?
噛むためには、咀嚼筋など多くの筋肉の運動が必要になります。 噛めない(噛まない)とこれらの筋肉が使われないため、筋力が低下していきます。 筋力が低下すると噛みにくくなり、ますます噛めなくなっていくという悪循環に陥ってしまいます。 また、筋力の低下は顔のタルミやシワといった美容の面にも影響がでてくるといわれています。