歯並びや噛み合わせが悪いと、噛むたびに顎に負担がかかってしまうため、顎関節症になりやすくなります。 顎関節症とは、「カクカク音がする」「口が開かない」「顎が痛い」などの症状がみられる病気で、マウスピースや生活習慣の修正による治療のほか、最悪の場合は外科手術が必要となる場合があります。
噛み合わせが悪い なぜ?
なぜ咬み合わせは悪くなる? 咬み合わせは遺伝や骨格的な要因などの先天的な原因のほか、生活習慣で加わる顔・顎・口へ「力」といった後天的な原因によって狂うとされています。 咬み合わせが悪いまま咬む動作を繰り返すほど、歯列の変化や下顎のずれが生じる可能性が高くなります。
噛み合わせが悪いかどうか?
上下の前歯の噛み合わせの深さ 前歯の噛み合わせの深さは2ミリ程度が正常で、これより浅い場合は食べ物を噛み切れなくなります。 また、逆に4ミリ以上深くなっている場合も正しい噛み合わせとは言えません。 さらに上下の歯が噛み合っていない、もしくはスペースがあいている状態も同様です。
歯の噛み合わせが悪いとどうなる?
噛み合わせが悪いと、咀嚼しやすい方で噛むクセがついてしまい、顔の筋肉の発達に偏りが出てくることがあります。 輪郭が少しずつ変わってしまい、見た目が老けてしまうことも。 噛む時に使う側頭筋にアンバランスな負荷がかかり、頭痛や肩こりの原因になることがあります。
歯並びが悪いとどうなるか?
歯並びが悪いと、効率的にものを噛むことができなくなったり、不適切な力が顎の関節などに伝わったりするようになります。 すると、顎関節症や顔のゆがみ、頭痛や肩こりなどの原因となることもあるのです。 また、食べ物を十分に咀嚼しないまま飲み込むことで、消化管への負担も大きくなります。